慎吾GoGo!

 
アルビレックス新潟がJ1に昇格した2004年の弟3節、アウェー柏戦で、その年京都から新潟へ戻ってきた慎吾が試合終了間際に左足で同点弾を叩き込んだ。
これがJ1アルビの初ゴールだった。この試合は結局ロスタイムにエジが得点し、アルビは逆転勝利した。
それからも慎吾は左サイドからの駆け上がり、正確なクロス、角度のないところからのシュートと、多くの見せ場を作ってくれた。
その慎吾が来季どうするのか、話題の的になっている。
 
多くのサポーターがそうであるように、私もズバリ、大分へ完全移籍すると思っている。
 
慎吾は結構本音で物を言う男だ。
MSNが背中スポンサーについてくれた2005年、真っ先にブログを作った選手は慎吾だった。
7月18日のことである。
本音ブログだ。
 
慎吾のブログには時々ドキッとすることが書かれている。
最も印象に残っているのは残留か移籍かで噂がいっぱい立っていた2005年の終了後、残留を伝えた2006年1月16日のブログ
サポーターのみなさんは選手を応援してくれ、力を与えてくれるけど、おれの人生を保障してくれるわけではありません。」の一言。
『サッカー人生は短いし、人生は一度きりだから!!』。
 
最近では2007年5月22日のナビスコ杯、ホーム名古屋戦(0-0でドロー)の後、スタンドから起こった「シルビーニョコール」について、5月29日のブログで、「ゲームは1人でやってるわけではない、チーム&応援してくれてる人達と闘ってるんだ!!サポーターの気持ちもわからなくもないが、その場で必死に戦っている選手達の気持ちも少しはわかってほしい。」と言っている。
まさに本音そのもので、反発もおきるだろうけれど、胸の内にしまわれているより、むしろ信頼感は強まる。
 
慎吾はプライドが高く、自己主張の強い男だ。
スポーツ選手はそうでなくちゃいけないけど。
 
慎吾はまた、ファンサービスも忘れない。
一人ひとりのコメントに逐一返事をするわけではないが、上記の5月28日のブログのフォローとして、6月4日にまとめている。
振り返れば、今年の1月5日には、正式発表の前日ということわりつきで、アルビに残留することをサポーターにいち早く伝えてくれた。
 
そんな慎吾が今月12日のブログのPSで、サカマガに記事の出ることを予告していた。
そこで、そのサカマガを読んでみると、大分に対する思いがぎっしりと綴られていた。
慎吾が自己のブログで言いたかったのは「おれの気持ちを書いておいたから読んでくれ」ということだ。
それを読んで思った。
慎吾の大分に対する気持ちを翻えさせるのは難しい。
真剣に自分の短いサッカー人生を考え、一度きりの人生を考えてての選択なのだから。
 
私のレプユニにサインしてくれた選手が新潟を去った。あるいは去ろうとしている。
ファビーニョ、シルビーニョ、エジミウソン、そして多分慎吾。
アルビレックス新潟は29日から1月6日までお休み。
1月にはどんなニュースが飛び込んでくるのだろうか。

 
(今日、浦和レッドダイヤモンズは、アルビレックス新潟を退団したエジミウソン選手と契約したと発表した。まあ、わかっていたことだから、これで一件落着。)
 
 
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コメント

  • マロエフ  On 2007年12月30日 at 12:23

    今でも、あの日の柏戦のことは覚えています。 雨がザンザカ降ってずぶ濡れになってとても寒い日でした。 終了間際に慎吾が決めて「あーこれで負けずに済んだ」と安堵していたときにまさかのエジの逆転コロコロゴール。 もう、J1初勝利に酔いしれました。 この日のJリーグはこの試合しかなく、翌日の日刊スポーツサッカー欄は大きな見出しで「新潟」の文字が躍り、ゴールを決めた慎吾がG裏で跳ねてる写真が大きく掲載されていました。 このJ1初勝利から3年。 エジが去り、慎吾も去ってしまう(たぶん)。 山口も引退し、ファビもいない。 当時のメンバーで残っているのは野澤くらいか。 楽しい思い出ですが、寂しくもあります。
    今年もいろいろとお世話になりました。
    また来年も宜しくお願いいたします。
    よいお年をお迎えください。

  • なごやん  On 2007年12月30日 at 21:37

     
    ユーリ・マロエフさん
    毎年今の季節になると、ソワソワしたり不安になったりするのですが、今年は何故か開き直っています。
    でも、やはり寂しくなります。
    選手は代わってもアルビはアルビです。
    サポーターとしては、とにかく大声で応援するだけです。
    こちらこそ今年は大変お世話になりました。
    来年もまたよろしくお願いします。

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